業界地図

自動車業界について

今後、世界の自動車市場は新興国を中心とする急速な人口増加や所得向上を背景に、過去最高のペースで拡大する見込みです。自動車市場において、新興国の存在感は一層に強まり、自動車産業はそれぞれの地域の事情に応じて最適な技術が投入された車を常に提供していかなければなりません。

また、環境・エネルギー制約が強まる中で、電気自動車や水素自動車は次世代自動車は有効な解決策であり、いずれは主流となるとの見込みがある一方で、エネルギー密度が高く、取り扱いが容易で新たなインフラ整備の必要のないガソリン等を使用する内燃機関自動車が、当面は大きなシェアを維持するとの見解もあり、これからも内燃機関自動車に係る大規模な需要が見込まれます。

内燃機関の技術をさらに強化し、世界最高レベルの水準を維持することが求められています。

未来に向けて・・・

また一方で、自動車分野以外の新しい製品を開発しようという、社内のプロジェクトも発足されました。様々な部署の若手~中堅からなるメンバーでプロジェクトは構成されています。京三電機では、このような若手の意見が聞けるチャンスがたくさんあります。今日は、活発に議論が繰り広げられる新製品開発プロジェクトの様子を少しのぞいてみました。

世界的な人口増加や所得向上により、自動車市場は今後も拡大を続けていくと見られています。

そんな時代に向けて京三電機だからできること、京三電機が取り組みたいこと、そんな未来予想図を描くための会議が開かれました。

自動車向け部品など京三電機が強みを持つ分野にとらわれることなく、未来に必要となるもの、未来にあったらいいなと思うものがアイデアとして自由に出されました。未来に向けての課題として、エネルギーや水、食糧など決して楽観できない問題について、参加者は高い意識を発揮して解決方法を模索します。

中には荒唐無稽なものもありますが、生まれたばかりのアイデアとしてあるべき姿だとして、時には笑いに包まれながらそれをブラッシュアップする活発な議論が連続します。

「家庭用の酒造機はどうだろう? ホームベーカリーのような」

「それ、酒税法違反ですよ」(一同爆笑)

もちろん密造酒は法律に違反するのですが、技術的にそれを可能にする方法は? 法的な問題をクリアする方法は? といった議論が広がり、原料である米をどのように活用するべきか? という建設的な議論が見られました。これまでになかったものにチャレンジする京三電機の企業風土がとてもよく表れた一幕だといえるでしょう。

女性の参加者からは、家事の負担軽減・自動化の提案が。女性目線で生活をもっと良くすることができる提案だとして、日々の家事に追われる女性だけでなく高齢者などにも役立つものを生み出す議論へと発展しました。
自動化による省力化の提案は、将来に向けた人口減や高齢化に役立つものとして、議論はさらに発展。「家事の負担軽減」から高齢化や介護などの問題にメスが入り、未来における新しい暮らし方にまで発言が及びました。
「高齢ドライバーの死亡事故を防止する技術」という、京三電機が強みとする分野へアイデアを発展させた参加者が多いのは、まさに京三電機イズム。

未来には、希望と課題があります。それぞれの未来に向けて京三電機の技術やアイデアで何ができるか。それぞれの参加者が会社だけでなく社会全体、世界全体の未来に思いを馳せた時間となりました。
一人ひとりの社員が主役となり、自由にアイデアを発する。他の社員がそのアイデアを広げ、発展させ、やがて「技術」へと進化させる。これからも京三電機は「未来を創る集団」として、提案する企業であり続けます。