品質保証の仕事
初心者の私が、先輩・上司のバックアップで成長を実感。
仕事内容は、「ディーゼルエンジンコモンレールシステム」構成部品の定期監査です。これは、排気ガス規制の強化により、すすや有害ガスを減少させ完全燃焼を促進するために導入されたシステムです。
環境に優しい自動車部品づくりを目指している京三電機としては、そのシステム構成部品を製造することで地球環境に貢献していると考えています。その部品をしっかりと定期監査し、不良品が市場に出ないための監査をする仕事ですので、責任は重大です。
担当の仕事で特に気を使っていることは、端末溶接の製品をエッチングという手法で、表面を腐食することにより監査を行うことで、端末溶接は小さいので磨いて顕微鏡で写真撮影しています。端末溶接ですと0.5ミリの仕上です。もし、プラス・マイナス0.1ミリの差があれば、それは不具合製品であり、製品に異常があると判断します。
監査業務で異常を発見した際、すぐに上司に報告し、確認できたときは、本当に自分のやってきたことが間違っていなかったと確信します。
この話を聞くと、難しく、自分にはとてもムリだと感じる方も多いかもしれませんが、そんなことは決してありません。私も最初は初心者であり不安でしたが、今は仕事が楽しくて仕方がありません。それは先輩や上司が毎日、お声をかけ、常にコミュニケーションを取っていただき、コツやノウハウを親切に教えてくれたおかげだと思います。やはり、モノつくりや監査におけるスムーズな伝承は、こうした先輩や上司に恵まれているからこそと感じています。
最近の新たな課題は、医学では結構使われている、部品をカットしなくても中身の構造が分かるCTと電子顕微鏡の一種である走査型電子顕微鏡(SEM)の操作です。
また、京三電機は、タイにSKDという海外拠点がありますが、そのタイの技術者が結城工場で研修をした際、タイの方も一生懸命コミュニケーションを取ろうと努力していたのですが、私も英語ができないので、やはり深いところまでお話しをすることは難しかったです。
また、北米には、KDMKという海外拠点がありますが、やはり英語が話せないと世界の人々と技術交流する際は、困難な面もあります。ですから、私は英語を勉強し、海外拠点の方々とも積極的にコミュニケーションしたいです。
私は青森の工業高校出身で、学校から京三電機を紹介されました。京三電機は、自動車の燃料系部品製造のリーディングカンパニーであり、今も未来も世の中で必要とされる京三電機で働きたいと強く思いました。
住宅についても、弊社は「借り上げ社宅制度」があり、家賃(管理費・駐車場込み)の85%を会社が負担してくれます。その住宅も新入社員には築年数の浅いアパートまで用意してくれるので、ずいぶん助かっています。そして休暇についても、年間3つの大型年休があり、ゴールデンウィーク・お盆・正月の時は、10日間も休むことができるので、実家の青森県に帰って、両親と過ごすことができ大変嬉しいです。
また、私の勤める結城工場は東京からもそれほど離れていないことから、同じ高校の卒業生たちと東京で合流し、時々、遊ぶことができます。青森から関東に出ること自体、不安はなかったかと言えばウソになりますが、会社のサポート、親切な先輩・上司の方々がコミュニケーションを取ってくれたおかげで、社会生活を不安なく送れることができました。どの方も優しく、入社して本当に良かったと思っています。
私は先輩・上司から親切に指導してもらったことに加えて、自分なりの工夫を後輩にも伝えていきたいと思っています。遠方だから不安という人にも、会社の先輩・上司の皆さんが精一杯バックアップしますので、是非、就職を目指す就活生の方々は、”京三電機”に入社し、私と同様に成長を実感できる道を選択して欲しい、そう願っています。