型の仕事

毎日が勉強の連続、だからこそやりがいがあって面白い。

私は部品を生産するための型の製作を行っています。型の3Dモデルの作成、型に加工するためのプログラム作成、マシニングという大型機械の操作、プログラムが正しいかどうかの確認作業などが主な業務内容です。この仕事は、ルーティンワークではなく毎日違う業務に携わります。同じプログラムでも生産するものが変われば、作るプログラムの調整や計算なども全く異なってきますので、毎日が勉強の連続です。大変ではありますが、日々新しいことに挑戦でき、楽しくて仕方ありません。
もちろん失敗してしまうこともあります。でも、周りには優しい先輩がたくさんいて、「経験を積むことが大事だから、今回のミスを活かして次に同じ失敗を繰り返さないようにしよう」と言ってくれます。入社してから頭ごなしに叱られた記憶は全くありません。先輩は私と比べると仕事に対する取り組み方も、機械やプログラムに対する知識も何もかもが違い、近くで一緒に仕事をしていると、やはりその背中はとても大きいです。そんな尊敬できる先輩に少しでも近づけるように、そして私も先輩のように優しく後輩に指導できるような人になれるよう、もっともっと頑張りたいと思っています。

デンソー工業学園で学んだ日々は、私にとってかけがえのない宝物。

工業高校を卒業後、入社してすぐにデンソー工業学園で学ぶ機会をいただきました。この学園で学んだ1年間は、私にとって最高に幸せでかけがえのない時間でした。デンソー工業学園というのは、モノづくりに必要な知識や技能を学ぶことのできる場所です。実際に機械を操作したり部品を作ったりする実践の作業、車の構造や図面の書き方、部品の仕組みなど、専門知識や理論の座学授業などがありました。英語や国語、数学の授業も勿論ありましたし、社会人としてのマナーも教えていただきました。なんと運動会や駅伝などの行事や、放課後にサッカーやバスケなどの部活もありました。就職していたのでお給料を頂きながら学ぶことができるという非常に素晴らしい時間をいただけ、充実した1年間を過ごすことができて、本当に感謝しかありません。
学園は愛知県にありましたので、はじめて親元を離れて寮生活も体験しました。週末は自由に過ごすことができたので、学園の友達たちと名古屋や三重に遊びに行きました。名物の手羽先やひつまぶしを食べに行ったり、観光名所に行ったりと、楽しく過ごすことができたのも良い思い出になっています。
学園で一緒に学んだ仲間たちとは、卒業後も連絡を取り合うことがあります。名古屋にも知り合いが増えましたし、他のグループ会社にも知り合いがいることで、仕事で辛いことがあった時でも「みんなも頑張っているから」と奮起しています。