製品開発

未来を見据えた燃料フィルタの開発。

主に、燃料をろ過するフィルタ(燃料フィルタ)のろ紙の開発に携わっています。燃料フィルタとは燃料、地域、用途などにより燃料中の異物量、水分量等を最適化し、エンジンへ供給するための器具です。
特にディーゼルエンジンでは、燃料によって噴射ポンプ、ノズルが潤滑されるため、充分なろ過能力が必要です。

入社後の現在は、ろ過の解析ソフトを使用して、ろ過メカニズムの理解を進めています。研究を進めていくと、意外と知っているようで知らないことだらけで、毎日新しい発見があります。

信頼できる仲間と開発するから、より良い成果に。

私が配属された時期と同時期に、製品開発のための新規解析ソフトの導入がありました。新入社員なのにも関わらず、その解析ソフトを利用し、新製品を開発するチームに参加できることになり、とても嬉しかったです。
また、自分が大学時代に行っていた研究と似た分野であり、今までの経験を活かせると思い、とてもやる気に満ち溢れていました。
しかし、実際に業務を進めていくとわからないことばかりで、先輩に聞いたり、自分で勉強したりしながら進めていたのですが、思うように結果が出ず、計画通りにも仕事が進みませんでした。

学生時代の研究は自分一人で進めることが多く、チームで仕事することに不慣れな私は、ミーティング資料の作成が間に合わなかったり、準備不足な発表をしてしまったり、自分が思い描いていた社会人にはなれていませんでした。
そんな時に、先輩から「チームで仕事をしているから、大変な時は頼ってください」と言ってもらったことがあり、とても救われた気持ちになりました。
チームで仕事をすることは大変なことばかりだと思っていましたが、大変な時に頼れる先輩や仲間がいることがとても支えになりました。現在は、少しずつ仕事にも慣れ、先輩方に助けられながら、実験手法の提案やプレゼンテーションなどのアウトプットなどを積極的に行っています。
私も、後輩に頼られる先輩になれるよう、頑張っていきたいと思います。

世界トップの製品づくり。

大学時代に、水は細い隙間をどう流れるかなどといった「流体力学」を専攻していました。勉強したことに関連する「ろ過」に興味があり、また開発の仕事がしたく、この会社を選びました。モノづくりという点も、自分が作ったものが形に残るのでとても魅力的でした。

世の中になくてはならないものを作るということ。

今はまだ、入社して間もないため、何か新製品を開発したという実績はないですが、コツコツ実験をし、少しでも以前より形になったときは喜びを感じます。なので、今後は、自分が構想した新しい素材や形状のろ材を製品化するのを目標に、日々頑張りたいです。その為に、市場ニーズや他社の動向、技術動向を調査しながら、カーメーカや社会が何を求めているのかも考えながら、仕事をしています。

失敗しないことより成功することの方が大事。

興味があることは、チャンスがあればどんどん挑戦させてくれる社風が京三電機らしさだと思います。
新人やベテラン関係なくやる気と自ら挑戦したいという意思があれば、上司や先輩はサポートし応援してくれます。
私は、新入社員研修の中で「新人のうちにどんどん新しいことにチャレンジしてください。新人がミスしたくらいでは会社はつぶれない。むしろ、しない方が会社にとってマイナスだ」と先輩が言った言葉がとても心に残っています。その言葉通り、私も新人のうちにたくさん失敗して、たくさんのことを経験して吸収したいと思います。
就活生の皆さんも、失敗を恐れず、とにかくチャレンジしてみてください。